愛知県立豊明高校独自の部活動「天文科学部」

豊明高校の部活動

愛知県立豊明高校には豊富な種類の部活動がある。メジャーな部活動である「野球部」や「サッカー部」はもちろん、
他の高校ではあまり見ないような「茶華道部」や「イラストレーション部」などもある。
そんな中一際異彩な光を放っているのが「天文科学部」だ。

天文科学部とは

天文科学部とは、豊明高校独自の部活動である。天文と聞けば、誰もが「宇宙や星に関する研究でもするのか?」と思うだろう。
しかし実際に星や宇宙に関する活動をするのはなんと4回のみ。
普段は「実験班」と「プログラミング班」という2グループに分かれて、天体とは一切関係のない活動をしている。

取り組みから新しい発見を学ぶ「実験班」

実験班はその名の通り「実験」をメインに活動する集団である。
メンバーとともに新しい実験を考えては実行し、そこから得られる新しい発見を次の実験に活かす…その繰り返しだ。
新しい発見を積み上げていくことで、社会に貢献するほどの大きな発見を得られる可能性もある。

他には豊明高校に植えてある「花の水やり」も行っている。
植物を育てることも新しい実験の題材につながるのだ。

また、活動時間が週3日(火・水・金)であるため、「学業に専念したい!」という方にも優しい点もメリットといえる。

パソコン利用で社会に役立つ技術を得る「プログラミング班」

プログラミング班は日々「パソコン」を使って活動する集団である。

ゲーム制作」「動画制作」「3Dプリンター」など機械を利用した活動が多い。

近い将来、技術の発展によって「生活がより機械頼りになる」ことが予想される。
機械に強くなることで発展した社会でも十分に役立てる人材になるのだ。
実験班とは違い、こちらは平日全てで活動する。

天文科学部のモットー

天文科学部には「我々はクリエイター集団である」というモットーがある。
この言葉には、「何かを作ることから始める」という意味が込められている。
実験班で言うなら「実験のアイデアを作る」、プログラミング班で言うなら「作品のアイデアを作る」ことが当てはまる。
作る」ことから始まり、1つの立派な作品が生まれるのだ。

結果的に何が得られるのか

まず実験班もプログラミング班も「発想力」が得られる。自分や仲間とともにたくさんのアイデアを考えることで、それまで誰も思いつかなかったようなアイデアを生み出す可能性がある。
実験班の方では「知識」も得られる。
実験の結果や花の水やりでの新しい発見を知識として蓄えていくのだ。
プログラミング班の方では「スキル」を得られる。
ほぼ毎日パソコンを触ることで、トラブルへの対処法もスキルとして身につけていくのだ。

1人1人が「クリエイター」という自覚を持つことで楽しい部活となる

天文科学部は「作る」ことから始まる無限の可能性を秘めている。
メンバー1人1人が「クリエイター」として活動することで、これからもさまざまな「アイデア」や「作品」を生み出していくだろう。
今後の活躍にも、目が離せない。

天文科学部 の最新記事